洋行日記

日々の気づきを記録していきます。

歌うエレキギターが登場したと思ったら椎名林檎だった。

また一日を締めくくる素敵なナンバーをご紹介したいと思います。
 
今宵の一曲、椎名林檎罪と罰』(2000年)
 
おいおい、まったりゆっくり寝るまでの時間を過ごしたいのに、えらいドスの効いたのを引っ張り出してくれるやないか、との声は軽〜くスルーしてしまいましょう。w
 
僕が椎名林檎のこの楽曲を効いた時の初めのインプレッションは、「とうとう歌うエレキギターが登場した!」でした。きっと、初めのはじめがこの曲だったので、余計にそう思ったのでしょう。
 
 「頬を刺す朝の山手通り タバコの空き箱を捨てる
  今日もまた足の踏み場はない 小部屋が孤独を甘やかす」
 
ガツーンと心を鷲づかみにされましたよ。その当時の自分に重ねるような詞の世界ではなかったのでけれども、ああ、こういう世界が、そこに住んでいる人がいるんだろうな、と。
心に携えた毒、男性のシンガーソングライターが描けない情念の世界を垣間見させてくれるアーティストだと思います。
 
まだ土曜の宵の口です。眠るにはまだ時間があるでしょう。頭の中を撹乱されて、眠れない夜にするのもまた一考です。
 
それでは、聴いてみましょう。2000年のリリースです。