洋行日記

日々の気づきを記録していきます。

無駄なモノを持たないための約束

こんにちは。辻井洋行です。

 

モノを始末しなければならなくなるのは、そもそも、不要なものを買ってしまうからです。不要なものを買ってしまうのは、買いたい衝動に負けてしまうからでしょう。私たちの衝動をコントロールするのは、前頭葉なのだそうで、この前頭葉は、20代中盤位までは発達を続けます。なので、20代位の人たちが衝動的に行動してしまうのは、前頭葉が発展途上であるからなのでしょう。ただし、その年齢を超えても、私たちはストレスや継続的な物欲に押されて、ついつい必要か不要かよくわからないものをついつい買ってしまうわけです。

 

それではどうすれば、衝動買いをなくすことができるのでしょうか。私は2つことを意識するようにしています。1つは、自分自身が衝動的にものを買いたくなると言う気持ちを持っている事を理解することです。私たちは自分自身が衝動的に行動するような馬鹿な人間だと思いたくないものです。しかし、実際はどうでしょうか。私はその実際のほうに目を向けることにしました。私自身はついついものを買ってしまうのです。問えば私の手元には、iPadが2枚もありますが、同時に使うことはできません。確か、記憶容量が小さいと言う理由で新しいの買った記憶があります。使わない方を誰かに譲ってしまえば良いのですが、その踏ん切りもつきません。私の手元には、出番を待つiPadが常に1枚残っています。このような馬鹿な状態に陥らないためには、自分自身の性格を理解するほかありません。

 

衝動買いを減らすために、もう一つ意識している事は、在庫を確認するという約束を自分に課すと言うことです。。今まさに手に取って、自分のものにしてしまおうと思っているものについて、それと同じようなものが自宅の収納にあるのかないのか、考えると言うことです。そして、在庫の数に確信がない場合は、それを実際に数えてみること、数えてからものを買い出すと言う約束を持つと言うことです。この約束さえ守っていれば、収納がもので溢れかえるという事は起こりません。大切なのは、確実に収納の中の在庫点数を確認するという実際の行動です。

 

しかし、本質は必要なものだけを手元に置いて生活するということです。いらないものを購入しなければ、手元には現金が残ります。現金はいろいろなものに形を変えることができますよね。もちろん、メルカリなどで手元のものを売却すれば、お金が戻ってきますが、それは購入前の全てではありません。むしろ購入する前に、一息ついて考えるだけで、お金という財産の自由度を下げずに済むことになります。

 

不要なものを買わない生活を送る人が増えると、経済が停滞させてしまうというような意見を聞きます。短期的には、確かにそうなるかもしれません。ただし、本質的に必要なことに自身の財産を割り当て生活する人が増えれば、無駄なモノを抱えず、分散させてしまわずに、必要なものごとへ財産を集中させることができるようにもなるでしょう。

 

私たちの生活の目的は、資本主義のためにあるのではなく、その仕組みを使って幸せな毎日を築くことにあります。また、断捨離の本質は、自分とモノの関係を見直すことにあるといいます。私は、持ち物が自分のキャラクターを表し、さらにはそれを変えていく性質さえあると思っています。身の回りに置くものを変えることで、私自身が変わっていく。いまの自分はどうなのか、どうなっていくのは、どうして行きたいのか、これらを身の回りのものに尋ねてみる。モノとの対話は、自分自身との対話なのでしょう。

 

そんなことを考えながら、あふれ返った本棚の整理をしているところなんですよ。

でわでは!