洋行日記

日々の気づきを記録していきます。

何か一つでも

こんにちは。辻井洋行です。

ブログを開けてみると、ずいぶん書いていないことに気付きました。

大学は、目下春休みで、キャンパスには、教職員と実験している大学院生がいるくらい。月末に予定されている卒業式を待っています。

とはいえ、今年については、新型コロナウィルス感染症の流行があり、式典などたくさんの卒業生・教職員による集会は取りやめ、学科毎に短い時間で机の上に配布された卒業証書を受け取り、少しの餞の言葉でお開きとなる予定です。

危機に接すると私たちには、自身のあり様を見直す機会が得られます。もちろん、それは平常的であっても構わないわけですが、やはり、身に迫る危険によって、自分のものの考え方や意図せずに出る行動に改めて気づくことになります。

浮かれた気分の中で、越に浸っていた私たちに、コビットは思わぬ冷や水を浴びせたのかもしれません。こんなことは、もちろん無かった方がよいわけです。それでも、これを一つの機会として、次の一歩を慎重に、また思いを委ねて踏み込むこともできるわけです。

図らずも感染してしまった方にはお見舞いを申し上げます。1日も早い回復を祈ります。また、感染を免れている方は、合理的な予防が功を奏しますように。わたし自身、いまのところは、辛い思いを免れています。それゆえに、何か一つでも世のために良いことを送り出して行きたいと考えます。

職場のオフィスでは、随分と書類の整理が進みました。研究室の書架の棚卸しをして、要不要を仕分けていきます。以前に探したけど、見つからなかった書類が出てきたり、もう使わないだろう歴史的遺産ともいうべき(?)FAXが顔を出したりします。毎年毎年、澱のように溜まっていくものを整理すると棚に余白が生じます。その余白によって、また新しいものごとを取り込み整理していくことができます。

デスクの上や引き出しにあるものの最適化は、週末毎に行っているつもりですが、部屋の中全体の最適化は、なかなか手を出しにくいもの。なぜって、図らずも数日掛かってしまうこともあるから。

さあ、いまは自分の守備位置を固め、機を待とう。いつでもスタンバイOK!と言えるように。

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