洋行日記

日々の気づきを記録していきます。

僕なりの読書術をここに紹介してみよう。あなたはどんな風に本を読んでいますか?

本って、あなたは、どのように読みますか。

座ったり、寝転んだり、ってことではありません。読み進め方のことです。w
皆さんの中には、第1章のひと文字目から、折り目正しく読んでいく人がいるはずです。もちろん、小説なんかはそれでいいのですが、ここでは、実用書やビジネス書、専門書の扱いを考えます。

ぼくは、本を読むことは、筆者とトークしている、会話していると考えています。
この本の筆者であるダン・アリエリーから、まとまったお話を聞くには、直接会いにいったり、youtubeなどネットにアップされている動画を見たりするといった方法があります。本を読みながら著者と会話することのメリットは、自分のペースで進めらえること、読み飛ばしたり読み損じたりしたことを気兼ねなく戻って読み直せること、自分の妄想を膨らませていても相手がそこに待っていてくれるということです。

では、私なりの読み方をご紹介しましょう。

1.まず、表紙を眺めます。レコードのジャケ買いと同じで、本の表紙や装丁のインスピレーションは大事ですよね。なんだなんだ?と興味をそそられるもの。拍子でピンと来るということは、その本は、あなたに読んで欲しいと思っている。また、あなたの今にちょうどマッチした1冊である可能性が高いです。

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2.次に、帯を読みます。そこには本のキャッチフレーズやお勧めの言葉が書いてあります。最近、過剰でチラシみたいな帯が増えてうるさいなあと思うことも少なくありませんが、本の大まかな内容が帯だけでもつかめることがあります。

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3.まだ、内容には入りません。その前に、この本から何を学び取りたいのかを思案します。読むに当たっての期待ですね。Goal & Expectation!つまり、この本を読むのに時間を使うとすれば、何を得たいのか、自分の気持ちに尋ねます。

 

4.引き続いて、著者欄です。それは、本の最後のページにあることが多いです。そこを読めば、この本を書いた人が、どんな経験を背景としているのか、書き手の立場が分かります。同じような題目の本でも、文化人類学者と工学者では、目線が違っていることでしょう。

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5.そして、まだ、文章には入りません。次なる目線は、目次へ向けられます。ここに目を通せば、ほぼ本に何が書いてあるのかを理解できます。そうすれば、「3.」を踏まえれば、自分が知らないこと、知りたいことがどこに書いてあるのかが分かります。そうすれば、読まなくても済ませるページがどこか分かります。

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6.自分が読むべきページをひらき、読み進めます。内容理解のために、前のページにも目を向ける必要があるのであれば、自在に戻ってよいでしょう。

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7.読んでいる最中には、ページにどんどんと書き込んでいきます。線を引くよりも、読みながら思いついたことを余白に書き込みます。そういう読み方をすると本の中に自分の履歴が残っていきます。半年後や3年後に読み直した時に、その当時の自分の発想を振り返ることもできます。

以上は、ぼくなりの読み方です。もちろん、いろんな読書人のノウハウからヒントをもらって作っていったものですが、とても充実した読書になっていますよ。
あなたも、自分なりの読書術を作っていってみましょう!


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(金魚のいる風景)