洋行日記

日々の気づきを記録していきます。

今宵を彩るナンバー Mr.Children「innocent world」(1994年)

 さて、#WithCORONA のGW最初の日曜日は、残り2時間ほどになりました。こんばんは。ナビゲーターのヒロ辻井です。

 今宵を結ぶナンバーは、こちらです。

  Mr.Children「innocent world」(1994年)

 この曲は、ミスチル5枚目のリリース楽曲にして、世に「ミスチル現象」を起こしました。その当時の熱狂は、いまのOfficial髭男dismどころじゃなかったよね。

 僕自身も多分に漏れず、リリースされるアルバムは全て手に入れて、ずっと聴いていました。いまこの曲を改めて聴くと、ちょっとこっぱずかしいような気分にもなるのですが、それが20代のストレートな表現、普遍への荒い憧れ、刹那への傾注であり、その世代のファンを魅了してしまったのでしょう。

 歌詞の中には、スターダムを駆け上る彼らの不安と決心が描かれています。innocent world、無垢なのは世界ではなく、仕事として音楽を奏でる以前の自分自身のことでしょう。「夕食の話題も仕事に汚されていく」そんな表現の中に、何言ってんだ!と青さを感じさせます。生きる楽しみである音楽を仕事にすることで得られるもの、そして、音楽を仕事にすることによって失われるもの。これは、40代も後半に差し掛かっているぼく自身に、仕事をはじめた頃の思いを忘れてはいないのか、もう少し青臭くってもいいのではないかという問いを突き刺します。 

 2年ほど前だったか、職場のたまり場で、大学生がこの曲をスマホから流しつつ、鼻歌を奏ながら何か作業していたのを思い出します。その時、僕は、「ああ、ミスチルはクラッシックなんだな」と思ったものです。26年の時を越えて、いまの20代にも届くナンバー。

 

 それでは、聴いてみましょう。Mr.Childrenで、「innocent world」です。ぜひ、歌詞もご一緒に。http://j-lyric.net/artist/a001c7a/l006a52.html

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